聖剣伝説3 TRIALS of MANA

聖剣伝説3 TRIALS of MANA

かつてスクウェア社からスーパーファミコンで発売され人気を博した『聖剣伝説3』のフルリメイク版です。ドット絵の俯瞰型だったスーパーファミコン版から、3Dグラフィックの第三者視点となりました。

ジャンルはアクションRPGで、6人のキャラクターから主人公を一人、仲間を二人選ぶことができ、開始時は一人、途中で仲間として選んだ二人が加わり、三人でパーティを組んで旅をしていくこととなります。

キャラクターごとにそれぞれ固有のストーリーがあり、主人公キャラと仲間の二人の組み合わせによってストーリー展開が変わっていくのも特徴です。

キャラクターの成長にはクラスチェンジの概念があり、上位のクラスにチェンジしていくことで強力な魔法や技が使えるようになっていきます。クラスもそれぞれのキャラクターに固有のもので、途中から分岐して複数の最終クラスへと成長していきます。

またリメイク版では300種類以上となる「アビリティ」などの新しい要素も追加されています。

おすすめポイント

非常に美しいグラフィック

本作の元となったオリジナル版はスーパーファミコン末期に発売されたということもあり、スーパーファミコンの描画能力が最大限まで引き出され究極とも言える非常に美しいグラフィックでした。

今作もそれを引き継ぐように3DCGを存分に生かした美麗グラフィックで、まさに待ち望んでいたリメイクといった感じです。

キャラが魅力的

個人的に好きなキャラは格闘主体のケヴィンと槍の使い手であるリース。

特にケヴィンは格闘キャラとして好きでしたが、リースは真面目でおしとやかなロングヘアのキャラということでビジュアルも好きでした。

その可愛いキャラクター達が3Dグラフィックとして蘇ったのだからファンとしては嬉しいところです。

音楽が最高

そしてもう一つ忘れてならないのが音楽の良さで、これもオリジナル版はスーパーファミコン最高峰と言えるものでした。

リメイク版でももちろん素晴らしい出来ですが、オマケとしてスーパーファミコン版と切り替えられるようになっているのも嬉しいところ。

またオリジナル版には無かったフルボイス化や、難易度の設定ができるようになったところも高ポイントです。

イマイチなポイント

これはスクウェア社(現スクウェア・エニックス)のゲーム全般に言えることですが、アクションRPGを名乗る割には、純粋にアクションとして楽しめる要素は少ないように思います。

どちらかというと「動かすことのできるRPG」といった感覚に近く、アクション的なゲーム性を期待するとイマイチかもしれません。